「まんが油屋熊八」制作推進室について
〔設立主旨〕
かつて別府市は昭和の時代、「別府と言えば温泉、温泉と言えば別府」と謳われた日本有数の人気観光地でした。春・夏・秋・冬の季節を問わず、内外から続々と観光客が訪れ、また新婚旅行のメッカとしてその名を轟かせていました。
その別府温泉隆盛の基礎を築き発展させた人こそ“油屋熊八”翁です。
彼の奇想天外な数々のアイデアによる宣伝によって、別府は全国区になったのです。彼がひねり出した有名なキャッチ・コピーに「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」と言うのがあります。
しかし残念ながら、世界に誇る温泉の量、そして豊富な泉質を今でも維持しているのに拘らず、あの往時の輝きを現在の別府は失っています。そこで、我々は、底抜けに明るくエネルギッシュで、誰からも愛された“油屋熊八”翁の生き様をもう一度検証し、彼から学ぶことで、「温泉の別府」の魅力を再び全国に、そして世界に発信したいと考えます。
「まんが油屋熊八」制作推進室は、上記主旨を踏まえ、クニ・トシロウ(漫画家・別府大学客員教授、アニメーション「笑ゥせぇるすまん」総監督)氏により、別府温泉の父“油屋熊八”翁を漫画化(「まんが油屋熊八」制作)を実現することを目的に集まった地元出身者、地縁者の有志により設立、組織されております。
稀代のアイデアマン、名プロモーターであった“油屋熊八”翁をまんがキャラクター化することは、改めてこのチャーミングな人物を世に広く知らしめることとなり、別府温泉のみならず、大分県の観光事業を促進することの一助となると考えて活動しております。